鮭川村ってどんなところ?

鮭川村の概要

鮭川村は山形県の北部、山形新幹線の終点となる新庄市を中心とした最上地域に位置し、人口3,800人の小さな村です。
北に鳥海山、南に月山を望むことができ、山々に囲まれており、四季折々の表情を見せる自然の宝庫です。
他の市町村同様、人口減少や少子高齢化が進む一方で、稲作を主とした農業やきのこ生産が盛んで、地域食材を活用した農家民宿や温泉旅館など、村で暮らす人々のたくましさと生き生きとした姿があります。
鮭が遡上してくることから命名された清流「鮭川」では、現在でも10月下旬から11月下旬まで、日本海から約60kmの距離を鮭が遡上してきます。鮭の他にも、イワナやヤマメ、カジカ、サクラマスなど川資源も豊富です。
250年の歴史の地歌舞伎「鮭川歌舞伎」や、最上三十三観音打ち止めの寺である「庭月観音」などの歴史のある文化や伝統が色濃く残っています。

鮭川村の特徴

山に囲まれた鮭川村は、夏は日中の気温は高くても朝晩は涼しく、冬は気温が下がり降雪量も多く、12月下旬から3月は一面雪に覆われます。
四季の寒暖差が大きいこと、降水量が多いことから豊かな土壌がはぐくまれ、清流「鮭川」の付近ではきれいな水を活用した、きのこ栽培が盛んです。
山形県内のきのこ生産量の約6割を占め、7種類ものきのこを生産していることから「きのこ王国」とも呼ばれています。
大正8年に石油の試掘により掘り出された羽根沢温泉は、とろっとした泉質で皮膚病にも効果があることから「美人の湯」とも言われ、温泉愛好家に人気の温泉です。
鮭川は別名「鮭登り川」とも呼ばれ、シーズンになると鮭が遡上してきます。
遡上してきた鮭は、塩漬け・寒風干しにすることで、冬期間の伝統的な保存食である「鮭の新切り(よーのじんぎり)」となります。

インタビュー

ENJOY! 鮭川村

鮭川村エコパークと産直さけまるくん

「自然と共生」をテーマにした総合滞在型自然公園です。「木の子の森」にはオートキャンプ場やフリーサイトの他にコテージもあり家族連れに人気です。
川沿いには「鮭の子公園」があり、産直施設「産直さけまるくん」が併設され、特産品のきのこ等が購入できます。


鮭川歌舞伎保存会

安永2年(1773年)に旅一座により歌舞伎が伝えられたことから始まり、かつては鮭川村内に4つあった歌舞伎一座が統合され「鮭川歌舞伎保存会」となりました。令和5年度は伝承250周年を記念した昔ながらの土舞台での特別公演が行われました。座員は20~30代が中心となっており、毎年6月に定期公演を実施しています。

取組み

教育旅行の受け入れを実施。
他にも移住交流ツアーや村モニターツアーの受け入れ実績あり。
農家民宿での農業体験や伝統食体験などを実施。
他にも魅力あるアクティビティを準備中。

鮭川村のこれから

鮭川村観光協会では、農業体験だけでなく、川や山などの自然をフィールドとした様々なアクティビティを準備し、県内外からの誘客を進めるとともに、農業者の所得向上に向けて取り組みを進めてまいります。