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〜春の頃の郷土料理を楽しむ〜
春は新芽や柔らかな豆類・葉物野菜がたくさん出回ります。穏やかな春の訪れを感じさせる春のレシピをご紹介します。材料は、いずれも4人分です。
【出典】
やまがた郷土料理探訪
(山形県グリーン・ツーリズム推進協議会編集、(株)大風印刷発行、1冊:1,296円
凍み大根の煮物(やまがた郷土料理探訪P10)
濃縮されたうまみと、独特の歯ごたえ。
凍み大根とは、寒干し大根とも呼ばれ、厳冬の2月頃に、雪のなかで甘くなった大根を掘り起こし、下茹でしてから、紐でくくり軒下につるしておきます。田植え料理として長い間、雪国農家に愛されてきました。心あたたまる、おふくろの味、郷土の懐かしい味わいが楽しめます。
五目ぶかし(やまがた郷土料理探訪P12)
山の幸をふんだんに使った山形流おこわ。
もち米を蒸し上げたものがおこわです。山形では蒸すことを「ふかす」と言い、おこわのことを「おふかし」といいます。一般的な五目の具に加え、山形では干しぜんまい、栗、しめじなど、季節の山の幸も豊富に使われます。
おかひじきの辛子和え(やまがた郷土料理探訪P15)
置賜ではひじきといったらこれ。
おかひじきは、海のひじきに似ていますが、ほうれん草と同じアカザ科の植物で、野生のものは庄内砂丘に自生しています。置賜では寒さに強い青物として上杉鷹山公が推奨したともいわれ、置賜では「ひじき」といえばおかひじきのことで、海のものは「うみひじき」というそうです。
笹巻き(やまがた郷土料理探訪P19)
子どもの成長を祝う、端午の節句の行事食。
山形では、もち米を笹の葉で包んでお湯で煮たちまきが「笹巻き」と呼ばれ、端午の節句には県内全域で食されています。笹の葉で包むことで、さわやかな笹の香りを楽しむことができます。
麩のかわり煮(やまがた郷土料理探訪P16)
モチモチとした食感がくせになる。
麩の主な栄養素はたんぱく質で、その他、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛などのミネラルが豊富です。脂肪が少なく消化がよい麩は高齢者、幼児、病人の食事にもおすすめの食材です。甘辛の味付けが食欲をそそります。
バックナンバー:
春の郷土料理
夏の郷土料理
秋の郷土料理
冬の郷土料理
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食文化マップ(表
)
やまがた春告絵巻(裏)
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