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〜夏の頃の郷土料理を楽しむ〜
蝉しぐれが鳴り響く夏。山形の夏は、ことさら暑い日が続きます。旧盆を迎えた家々では、先祖を供養する料理が作られます。夏の暑さを乗り切る “夏にオススメする郷土料理”を紹介します。材料は、いずれも4人分です。
【出典】
やまがた郷土料理探訪
(山形県グリーン・ツーリズム推進協議会編集、(株)大風印刷発行、1冊:1,296円
だし
簡単に手早くできる料理、新鮮な野菜の風味がぎっしり。
じゅんさいとろろ(やまがた郷土料理探訪P23)
ぬめりと粘りで夏バテを乗りきる。
じゅんさいは、水がきれいで水深60〜110cm程度の浅い沼地に生息します。村山市のじゅんさいの特徴は、天然もので、ヌル(寒天質)が非常に多いことです。また、大きくてもやわらかい特徴があります。つるんとしたのどごしのよさと冷気を楽しめる一品です。
ごま豆腐のあんかけ(やまがた郷土料理探訪P27)
とろりとしたあんと、ごまの風味が絶妙。
もちもちした食感と、ごまの風味を味わえるごま豆腐は、昔から祝い事や仏事には欠かせない食べ物です。少し甘めのあんと、ごまの香ばしさの相性は抜群です。添えた少量の生姜をピリっと効かせて召し上がれ。
あらめ煮(やまがた郷土料理探訪P29)
庄内、飛島の幸を内陸で味わう。
厳密にはツルアラメといい、飛島の周辺の、水深2〜10mくらいに生えている海草です。あらめは春に採れる貴重な海藻です。じっくりと煮て食べると、独特の舌触りと柔らかさにやみつきになります。山形の伝統的な郷土料理の素朴な味わいのひとつです。
しそ巻・しその実の佃煮(やまがた郷土料理探訪P31)
夏の野山でお弁当から漂うしその香り。
しその葉に、 特製の砂糖味噌とクルミやゴマを混ぜたものを巻いて、カラッと揚げて食します。ほんのり甘辛い味噌が口の中でとろけます。 お茶うけや、ご飯のおかずにもなる一品料理です。
バックナンバー:
春の郷土料理
夏の郷土料理
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冬の郷土料理
やまがた 食の案内人
食文化マップ(表
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やまがた春告絵巻(裏)
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